概要

Hotwireは管理画面限定?

Hotwireは決して管理画面限定ではありません。管理画面が非常に得意だというだけで、UI/UXにこだわったエンドユーザ向け画面も、Hotwireで十分にこなせます

Hotwireは管理画面が得意

HotwireとRuby on Railsの組み合わせは、管理画面を高速にたくさん作るのが非常に得意です。自動的にコードを生成するScaffold機能も充実しており、自動テスト込みのCRUDのコードを自動生成してくれます。

もちろんActiveAdminRailsAdminAdministrateや最近はAvoなどのアドミ画面ライブラリも充実していますが、多くの場合はこれすら不要なぐらいに、Ruby on Railsは高速に管理画面が作れます。

React用のJSON APIを設計している間に、CRUD実装が出来上がってしまうことも十分にあります。

論より証拠なHotwireのエンドユーザ画面

Hotwireが管理画面に適しているのは間違いありません。しかし管理画面だけに向いているわけではありません。

下記の企業では、Hotwire(もしくは近い技術)をエンドユーザ画面で使用し、成功しています。

  • Hotwireは37signalsのメールアプリ Heyを作るために開発されたライブラリです。また37signalsのプロジェクト管理システム Basecampもこの祖先となる技術で作られています
  • CookpadはHotwireを採用しています
  • GitHubはHotwireの先祖となる技術(PJAX)で作られ、Turbo/Hotwire系の技術を使用して来ました。現在はTurboを使用しています。一部のページの画面の一部分でReactを使用しています
    • Hotwireのベースは少なくとも2012年のGitHubのPJAXに遡れます。10年以上、世界で有数のアクセス数のあるサイトでの実績があるコンセプトと言えます

これ以外にも実例は多数です。